2017年11月21日

線を楽しむ

いけばなと書道は似ている、といわれます。

たしかにそうだな、と思うのは、どちらも「線」の芸術だからです。

たっぷり墨をふくませてズバリと書いた一直線もあれば、
細筆でしたためた平仮名のしなやかな曲線もある。

書道では墨を使いますが、いけばなでは植物で線を描きます。

となると、植物の特性によって描ける線が変わってきます。

こちらの赤は、レッドウィローという植物。


IMG_1955.JPG


さしずめ細筆の線でしょうか。

やわらかいので、ふわりと円を作ることができるのです。

空中にまるが浮いていると、ちょっぴりウキウキしませんか?
シャボン玉や風船を見たときの感覚でしょうか。

お稽古では、いろいろな植物に触れながら基本を身につけていきます。
ですから、どの植物でどんな線が描けるかも体験的にわかってきますよ。

知識だけあっても、できなかったら面白くありませんからね。

実際に手を動かして、植物のいろいろな線を楽しみましょう。

~次回のお稽古~
12月3日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:025-290-7227(フェルマータカフェ)

posted by 雅香 at 22:56| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

街のいけばな

2週間ほど前、都会の街を歩いていて、ふと目にとまった花です。

IMG_1868.JPG

名前は知らないけれど、しっとりしていて、
見ていると気持ちが落ち着いてきます。

そして、後ろにさがって全体を見渡したら、こんな景色でした。

IMG_1866.JPG

わぁ~素敵だなぁと思って、しばらく鑑賞させていただくうちに、
思わず立ち止まった理由がわかりました。

なんだか、いけばな的なのです。

色も少なく控えめなのですが、みどころがあります。

パッと視線が集まる部分があり、隙間があり、奥行きがあり、
周囲にある門や建物の壁としっくり調和している。

シンプルで飽きのこない、いい眺めでした。

いけばなの視点あると、街の景色が変わります。

美しいものにアンテナが向いているから、
すぐにキャッチできるのです。

「いいな~」「きれいだな~」と感じるチャンスが増えますから、
心穏やかになるのも当然ですね。

いけばなを学び始めたら、街をどんどん歩いてみましょう。

そして、たくさんの「こんな素敵なところがあったなんて!」を発見し、
平和ないい一日にしましょうね。

~次回のお稽古~
12月3日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:025-290-7227(フェルマータカフェ)
posted by 雅香 at 23:14| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

得意技をいかす

いけばなを見ていると、自分の常識にはない出会いがあるかもしれません。

たとえば、こちら。

IMG_1906.JPG

「あれ、失敗作?折れてるけどいいのかな?」
「わざと折っているのだろうけれど、大丈夫なの?」
なんて心配してくださったかもしれません。

はい、大丈夫です。
これは「トクサ」というシダ植物ですが、
茎が中空で曲げてもポキンと折れません。
ブラブラにならないので、自由に形を作ることができます。

写真では一本だけ手前に折ってアクセントにしています。
三角や四角をたくさん作って複雑な形にすることもできますよ。
もちろん、まっすぐのままでもシンプルで美しいですね。

このように、植物に特技を発揮してもらうことで、いけばなは構成されています。
「どんな得意技をどこで活用しているのかな?」という視点で鑑賞するのも楽しいでしょう。

見るだけでなく実際に活けてみたい方、日曜日の朝に都合がつくならご一緒しましょう。

~次回のお稽古~
12月3日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:025-290-7227(フェルマータカフェ)
posted by 雅香 at 22:13| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする