2017年10月31日

Q.松や菊をいけるのですか?

Q.松や菊をいけるのですか?→いろいろな植物をいけます

草月流いけばなの特色は、「いつでも、どこでも、だれにでも」、
そして「どんな花材(いけばなの素材)を使っても」いけられるところにあります。

松や菊といった伝統的な花材はもちろん、
バラ、ガーベラ、ユリなどお馴染みの花もいけるし、

紫陽花、桜、桃、花菖蒲、といった季節を堪能できる花、
柳やナナカマドなど散歩中に見かけるような木、
タニワタリやタマシダといったシダ植物、
ストレリチア、フウセントウワタなど、ちょっと変わった姿のものもいけます。

「え、バラとユリしか知らない」という方、大丈夫ですよ。

お稽古を続けるうちに、顔なじみの植物が増えていきますから。
一回のお稽古で用いるのは2~3種類ですので、少しずつ覚えていけます。

馴染みの植物がふえると、近所を歩いてもきっと今までとは違う体験になります。
毎年、真っ赤に紅葉していたのに、「この家にもナナカマドがある」なんて初めて気づくかもしれません。

忙しさにかまけて、四季のはっきりした日本ならではの楽しみを逃していた!という方、
いけばなで植物と仲良くなって、潤いのある生活、はじめませんか。

~次回のお稽古~
11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:
025-290-7227
(フェルマータカフェ)
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去年の11月のナナカマド
posted by 雅香 at 00:16| よくある質問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

黄色いキツネ

ハロウィンが盛り上がりをみせていますね。

通りかかったスタイリッシュな花屋さんの店先は、
大量のカボチャが素敵にディスプレイされていました。

写真を撮影する方がひっきりなしに訪れていて、
小さなお子さん連れのご家族も「すごくいい絵がとれた~」と大喜び。

ところで、カボチャと一緒に、こんな植物もよく目にしませんか?

IMG_1864.JPG

キツネの顔のようなユニークな姿をしています。
名前は「フォックスフェイス」です。
黄色がハロウィンカラーのオレンジともよく合いますね。

おもしろい形なので、いけばな界が見逃すわけもなく、
秋のいけばな作品には頻繁に用いられる花材です。

フォックスフェイス、マユミ、ケイトウ
フォックスフェイス IMG_0165.JPG

着色して使われることもあります。
明日まで日本橋高島屋で草月いけばな展が開催されていますが、
ウィンドウに展示された茜家元の作品にもゴールドに着色したものが使われています。

フォックスフェイス 家元image1.jpeg

フォックスフェイス 家元62A4E886-2091-4B94-BF2F-A6CBA970DA46.JPG

怪しくゴージャスに変身しています。
背景の紫もムードたっぷり。

通りかかった観光客らしきアジアの女性は、
"Beautiful!!!"と連呼しながらスマートフォンをかざしていました。
ビデオ電話機能で、通話相手に見せながら話していたようです。

自由に大胆にいけてもピタリと決まるのは、基礎の積み重ねがあってこそです。
ゆっくりでも着実に基礎を身につければ、いずれは”Beautiful!"を生み出せる人になれるのです。

あなたも、なりませんか?

~次回のお稽古~

11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:
025-290-7227
(フェルマータカフェ)


posted by 雅香 at 12:08| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いけばなの楽しみ―喜ばれる幸せ

いけばなの楽しみは、たくさんあります。


まず、「創る喜び」。

これは人間の根源的な喜びではないでしょうか。

小さいころは、何時間でも泥団子をつくったり、

お絵かきをしたりしませんでしたか?

雪だるまや砂のお城も大はしゃぎで作ったかもしれない。


大人になってからだってそうです。

料理、プラモデル、編み物、革細工、陶芸、手芸、木工、トールペインティング、等々、

創作を楽しむ趣味は、挙げればきりがありません。


純粋にモノづくりに没頭している時間もイイものですが、

そこには「表現する喜び」も入っているでしょう。


そして、「できるようになる喜び」も大きい。

学びの喜びです。

技術が身について、自分が成長していくのは嬉しいことですね。


植物の癒し効果で、「ホッとする喜び」というのも魅力です。

植物に触れていると、穏やかな気持ちになっていきます。

だから仕事が忙しくてもお稽古には顔を出す、という方もいます。


そして、これが生け花の一番すごいところだと私は思っているのですが、

この癒し効果は、自分だけでなく周囲にも広がります。


いけばなは、自分が楽しいだけでなく、周囲の人にたいへん喜ばれます。


いけばなを学んで、ご自分の職場に花をいけている方が、こんな話をしてくれました。

男性も女性も外国の方も意外によく見てくれていて、いろいろと言葉をかけてくれるそうです。


「この花の名前は?花はいいね~」

「ドアを開けたら花があって、うゎ~素敵ってニコニコしちゃった」

“Did you do this? I like this!”

「今週はなんで生け花がないの?毎週ちがう花になって楽しみにしているから、ないと寂しい~」

「母がたまたまオフィスに寄ったとき、いけばなに気づいて「素敵な職場ね~」としみじみ喜んでいた」


美しくいけられた花が近くにある、それだけで嬉しくなるのは、私もよくわかります。


そして、いけばなの美しさのおかげで、いけ手であるあなたの魅力も高まることが、

こんな言葉からわかります。


「女子力が高い!私も見習わないと」

「お洒落ですね~。素敵!」

「あなたがそこにいるみたい」

「あなた、すばらしいね。」

「あなたのおかげで、新しい世界を知りました」


自分は楽しくて、周囲も幸せ。

こんないい趣味があるでしょうか。


いけばなを学んで、幸せの発信源になりましょう。


~次回のお稽古~

11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:
025-290-7227
(フェルマータカフェ)


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posted by 雅香 at 00:02| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

いけばなで空間移動

いけばなは「どこでもドア」みたいだな、と思うことがあります。


生け花とドラえもんは、すこし不思議な組み合わせですね。


でも花を部屋にいけてみれば、きっと一目瞭然でしょう。


見慣れた場所でも、生け花があるだけでパッと別の空間に変わるからです。


いつもの部屋、いつもの壁、いつものテーブル、いつもの椅子。

それなのに、そこに小さな生け花があるだけで、

新しい雰囲気が生まれます。


たとえば、ピンクのバラ。

シャンパングラスにでも活けて、テーブルにも花びらを散らせば

気分は昼下がりのパリのカフェ。


たとえば、モンステラ。

この南国の大きな葉に、紫やオレンジの色鮮やかな花を添えて洗面台に置けば、

まるで海辺のリゾートホテル。


彫刻や絵画などの美術品と違って、いけばなは消えてしまう宿命です。

なんせ命ある植物が素材ですからね。

時がたてばしおれ、枯れていきます。

自然の摂理ですから、しかたがありません。


でも、そこが魅力でもあります。


つぼみが開いて、咲いて、やがて散っていく。

常に変化しているということは、

いつも新しい美が展開しているということです。


そして、消えてなくなるから、新しいものが入る余地が生まれるのです。

同じ場所に、こんどは別のいけばなを活ければ、

また新鮮な風が吹きます。


部屋のリフォームはそうそうできるものではありませんが、

花をいけることで、何度でもリフレッシュできますね。


あなたも、いけばなの「どこでもドア」を手に入れませんか?


~次回のお稽古~

11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
お申込お問合せ:
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(フェルマータカフェ)


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真ん中がモンステラ

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2017年10月26日

小さなグラスに美しくいけるには

●リンドウを小さくいけてみよう
いけた花の手入れをしていると、だんだん短くなっていきますね。
そうなったら、ショットグラスや小瓶にいけて楽しませてもらいましょう。

このリンドウは10日ほど前に買ったものです。
まだ元気が残っているこの3本を、ショットグラスにいけてみますね。
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●普通の人がいけると
いけばなを習っていない方がいけると、
たいていこんな感じになります。

IMG_1741.JPG

まっすぐです。
これも素朴でいいのですが、もっとキレイになれます。

ペン立てにペンを入れるように、茎の先がグラスの底についているので、
花がみんな横を向いて同じような顔になっていますね。

●いけばなを習っている人がいけると
いけばなの基本をいかして同じ3本でいけると、
こうなります。

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表情が洗練されました。
「私きれいでしょう?」とリンドウも喜んでくれていそうです。

グラスの中もよく見てください。

足が消えた?!
そう、茎が見えませんね。
幽霊ではありませんよ。これが美しくいけるコツなのです。

●茎は壁にあてる
美しくいけるには、先端はグラスの底ではなく壁にあてます。
横から見るとこんな感じ。

IMG_1739.JPG

茎の先が壁にあたっているの見えますか?
こうすることで花が前傾して魅力的に見えますし、
角度も調節することができるので変化がつきます。

よかったら試してみてください。

もっと大きい花や枝の場合は、基本をきちんと学ぶとよいでしょう。

ゆっくり楽しみながら基本を学んで、素敵に活けられる人になりませんか?

~次回のお稽古~
11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
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posted by 雅香 at 19:11| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

このまるい植物は?

最近いけた小さな生け花です。

さてこの植物はなんでしょう。
IMG_1625.JPG
つやつやですね~
まるくて黒いのなんかは、まるでオリーブの実のようで美味しそうです。

IMG_1624.JPG
この角度だとわかりやすいかもしれません。
緑もありますね。

ピーマンみたい?

そう、これはピーマンの仲間。唐辛子です。

唐辛子というと細長い鷹の爪が思い浮かびますが、
鑑賞用にはこんな丸々した唐辛子もあるのですね。

緑から赤になりそうなのがいます。
だんだん色が変わっていくのが見られるのも楽しい。

ちなみに、上のクルクルっとした緑は、メガネ柳です。
IMG_1621.JPG
ぐるぐるメガネ、おもしろい葉ですねぇ。
こんなのが部屋に飾ってあると、ちょっと嬉しくなります。

あなたの部屋にも、いかがですか?

~次回のお稽古~
11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
会場:フェルマータカフェ
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posted by 雅香 at 00:51| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月24日

Q.メールレッスンとはどんなものですか?

●Q.メールレッスンはどんなものですか?
→ご自宅でいけばなを楽しみながら学べる、補習のレッスンです

会場でのお稽古が月一回というのは気軽でよいけれども、
「あ~楽しかった」「癒される~」というだけでは少しもったいない。
着実に成長していけたら、もっともっと楽しくなります。

どんな習い事でもそうであるように、練習はすればするほど上達します。
そして、会場に足を運ばなくてもできることはたくさんあります。

そこで、ご自宅でも花を楽しみながら効果的な練習ができるように、
会場のお稽古とセットにしたのが、このメールレッスンです。

メールレッスンでは自習課題がでます。
え、課題?
なんて身構えなくても大丈夫ですよ。
無理なくできるようになっていますから、気楽に挑戦してみてください。

家事や仕事の合間に、少しだけ花の時間を作れば、
上達すると同時にやすらぎの時間になることでしょう。

いけた花を眺めながらティータイム、なんていうのも素敵ですね。
楽しみながら練習を積み重ねていきましょう。

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茶葉が仲良く集まってハートになりました。

~次回のお稽古~
11月5日(日)
午前9時~10時30分頃
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2017年10月23日

Q.着物で参加してもいいですか?

着物で参加してもいいですか?→お好きな服装でどうぞ
なんて素敵な発想でしょう!
着物を着る機会がなくて残念な思いをしているかた、
月に一度の和のお楽しみとして、「着物で生け花」もいいですね。

水や植物に触れますから、木綿などの手入れのしやすい気軽な着物がおススメです。
割烹着やエプロンを用意するのもいいですね。

講師の私もたまには着物で登場するかもしれません。
洋服でも和服でも、
快適な普段着でもよし、少しオシャレをしてもよし。

どうぞお好きな服装で、気持ちよくお過ごしください。

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洗面台に小さな花があると和みますね。
posted by 雅香 at 00:58| よくある質問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

オクラです

●オクラの花でした
昨日の記事の最後にのせたこの写真、なんの花だかおわかりでしたか?
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そう、オクラなのです。
はじめて見たときは驚きましたよ。こんな南国ムードの花が咲くのかと。

オクラの実は形がユニークなので、花材(いけばなの素材にする植物)
としてもよく用いられます。

じつは、このオクラのお母さんは、いけばなです。
去年いけたとき種ががこぼれてきたので、
ベランダにあった植木鉢に植えたというか置いたら、なんと芽吹きました。

花は一日で終わってしまうのですが、その一週間後(10/9)の姿がこちら
IMG_1543.JPG
実がスクスクと!お母さんオクラと同じ、落ち着いた赤です。
また葉がおもしろくて、裏側に水玉のような透明な玉がたくさんついています。
じつは茎にもポツポツあります。
キレイな玉なのですが、虫の行列になっては困ると思って調べたら、
この玉は「ムチン」というオクラのネバネバ成分でした。
あのネバネバを玉にして出すとは!
いったいどういうつもりなのでしょう。

さらに3日後(10/12)
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弟でしょうか、妹でしょうか?咲きました!

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花が終わったあとです(10/13)。これも育ちそう。

そして重みで茎が傾いてきたので収穫しました(10/14)。
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文庫本と記念撮影。先端がかっこよく曲がっています。

いけばな作品は一週間程度で消えてしまう運命ですが、
こんなお楽しみが待っていることもあります。

残った花材を捨ててしまわずに、枝を植木鉢に挿してみるのも楽しいですよ。
根付くかもしれません。

植物と仲良くなれるのが、いけばなの楽しみでもあります。

posted by 雅香 at 22:27| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

花を長持ちさせるには

●水は足りていますか

花は枯れる運命にあるとはいえ、少しでも長持ちしてくれると嬉しいですね。

切り取った植物を元気に保つための処理を、「水揚げ(みずあげ)法」といいます。

花が水を吸い上げられるようにする技です。


花は水が足りないと枯れてしまいます。

器に水がなみなみと入っているから大丈夫?


それは、どうでしょうか。

植物の内部がカラカラだったら意味がありません。


植物が水を飲みやすくするために、水揚げを行いましょう。


●水中で切る

水揚げの代表は、「水切り(みずきり)」です。

水切りとは、ボールなどに水をためて、

植物の根元(切り口)を水中に入れたまま、切り口をさらに切ることです。

空中で切ると、水を吸い上げる導管に空気が入って水が揚がりにくくなります。


切り口を深く沈めて切ると水圧もかかるので、いっそう効果的です。

1回でもよいのですが、できれば2~3回ちょんちょんと合計2~3センチ切りましょう。


水切りだけでは揚がらない場合、切り口を焼く、煮る、酢につけるなどさまざまな方法があり、

植物によって適切なものが異なるのですが、たいてい水切りですみます。


ですから、とりあえず「水切り」をする、と覚えておけば大丈夫です。


花を買って家についたら、まず水切りをします。

そして、いける時にもう一度しましょう。


手間を惜しまずに水切りすることで、花がいきいきとします。


そして、水を換えるときにも水切りをしたら、きっとあなたの花は大喜びです。

切り口に詰まってしまった雑菌が取れて、また水が飲めるようになるからです。


こまめに手入れをして、見る人だけでなく、いけられた花も快適にすごせたら素敵ですね。


すべての存在を気にかけて、いけばなをしましょう。


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ところで、これは何の花でしょう?

ヒント:台所

posted by 雅香 at 22:26| いけばなを楽しむヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする